こんにちは!
「アタマの中の学びや考えをマップ化したい」、40代メーカー勤務のカピゾーです。
ここでは読書で学んだ内容を図解し、学びをストックしていっております。
今回は、平井孝志さん著『武器としての図で考える習慣: 「抽象化思考」のレッスン』を紹介します。
「MITで思考がシャープだなぁと思う人は、みんなホワイトボードで図を描いていた」
これにビビッと来た方!(私です) オススメです。
本書は「ビッグ・ピクチャー」=全体像を描き、思考の本質や構造を見える化することに主眼をあてたもの。私も仕事で図を描いてアタマを整理したり、議論を整理したりしていますが、まさにこの「全体像を把握する」ことこそ図の威力と感じております。
すぐ取り入れられるエッセンスが多く解説されていますので、興味ある方はぜひ。
学んだポイント3つ
- 思考のOS=図で考える力
- モヤモヤ度で図を使い分ける
- ビッグ・ピクチャーで全体像を捉え、うまく議論をまとめる
思考のOS=図で考える力
なぜ思考がシャープな人は図で考えるのか?
なぜ図を描くと深く考えられるのか?
それは、図で考える過程で考えを抽象化する必要があり、
抽象化したイメージから思考の本質や骨格を捉え、構造を把握できるから。
また著者は、「図で考える力は思考のOSのようなもの」と表現しています。
非常に面白い視点ですね。カピゾー的には、
・言葉の思考=DOS
・図解思考=Windows
と考えたらなるほど!と納得しました。
(DOSがわからない方すみません… Windows登場以前のコマンドベースのOSです)
モヤモヤ度で図を使い分ける
さてそんな威力バツグンの図ですが、場面によって使い分けが大事。
いきなり「考えを図に描きなさい」と言われても、真っ白な紙を前にどうしたらよいかわかりませんよね。著者は、図を3種類に分けて考えています。
- モヤモヤ度大のとき → 概念図
アタマの中のモヤモヤが大きいときは、○や□を使って自由に概念図を描くのがオススメ。
問題の切り口やきっかけを探すのが目的なのでキレイに描く必要はありません。
私も読書スケッチノートを描いているうちに、ここがポイントだなーという点が見えてきて理解が深まることを日々感じています。 - 切り口が見えているとき → 構成図
ある程度問題の切り口が見えているときは、ピラミッドストラクチャーやフロー図、田の字型のPPM図など決まった型を使って整理するのがオススメ。これらはヌケモレなく表現できて、全体像をつかむのに適しています。 - 他の人に説明するとき → 分析図
自分のアタマの中は整理できていて、人に分かりやすく説明するときにはグラフなどの分析図を活用しましょう。本書では説明は割愛されています(あまり考えるウェイトが高くなく、データの見せ方としての手法がメインのため)。
ビッグ・ピクチャーで全体像を捉え、うまく議論をまとめる
上記は、著者の先輩にあたるベテランコンサルさんがよく使われていた構成図。
現状、プロセス、ゴールをこのように表現することで、全体像=ビッグピクチャーを見失うことなく、うまく議論をまとめることができます。
全体像が見えることで、こんな効果が見込めます。
・近視眼的にプロセスの話ばかりしていたら、それに気づける
・現状→ゴールに向かうプロセスが1つだけでないことに気づける
私もさっそくお仕事で活用していますが、「どこのポイントを話しているか」が見える化されて議論がスムーズになります!ある人はマーケティングのところを話していたり、ある人は技術の話にフォーカスしていたり… 話すべき全体像が図として見えていることは本当に大事だと痛感しています。
さいごに
平井孝志さん著『武器としての図で考える習慣: 「抽象化思考」のレッスン』で学んだことを、スケッチノートでまとめてきました。
図を描くことで問題の本質・骨格が見出せること、ビッグピクチャーで全体像を見据えながら整理できること… 改めて図の威力を整理することができました!私もこのスケッチノートはじめ、図解を積極的に活用して効果を実感しています。
もっと細かい気づきもどんどん図にしてストックしていくつもりです。
そしてそれらのスケッチの関連性をマップ化=アタマップしていきたいな…と思っております。
日々のアタマのモヤモヤ整理で、人に話す、ノートに書く、マインドフルネスなど様々な手法がありますが、図解も一つの選択肢としていかがでしょうか?仕事の資料でもみんな文字ばかり…ということ多々あるのではないでしょうか。そんな中で図を取り入れることで、かなり強力に思考整理を進められると思います。
気になった方はぜひ参考にしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!