【読書図解】「瞬考」- AI時代に必須。仮説をバンバン出せるようになる方法を図解!

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最近、ほんとAIが大ブームやね〜
でも、これからAIに仕事奪われるとかあるのん?
どんなキャリア積んでったらいいんやろか…?

カピゾー

文章作成とか調査とか、簡単な作業はAIでやってもらう時代が来てるね。
でも単純作業をAIに任せて、人間は違うところにパワー使うといいよ!
今日はそんなときに参考になる本を紹介します。

AIがどんどん作業をしてくれるAI時代では、
「何が課題で何をすべきか」を見つけて設定することが人間のもっとも大事な仕事になります。
そしてそれには、「仮説」=問題設定と解決アイデアを生み出す力が重要になります。

今日は2023年6月に発刊された、
山川 隆義さん著「瞬考 メカニズムを捉え、仮説を一瞬ではじき出す」 をご紹介。
本書を参考に、仮説をバンバン生み出せるようになる方法を紹介します。
「手描き図解」でわかりやすく紹介しますので、こんな方はぜひ見ていってください。

こんな方オスス
  • 話題の「瞬考」について概要をさっと掴みたい
  • AI時代のキャリアの積み方についてヒントを得たい
  • 事業や商品のアイデア出しで行き詰まっている
目次

背景:AI時代は「仮説時代」になる!

人間の仕事は「仮説をつくること」と「編集すること」になる

こちらは、伊藤穰一さん著「AI DRIVEN AIで進化する人類の働き方」を参考に、カピゾーが作成した図です。
生成AI時代になって、アイデア出しや資料や企画などたたき台はAIで作成するようになります。
そんな時代での人間の一番の仕事は、「何をするか」という目的を設定すること。
そして目的設定のためには、「何が課題で、どう解決すればよさそうか」という仮説を設定する力が求められます。
仮説を設定する力=「こんなことしたらよさそうだよね!」というアイデア発想力とも言えますね。
図では「着想」のフェーズですね。

たしかに!何やるか決めてあげないと、AIも何もできんよね。

カピゾー

そのために必要なのが仮説。「瞬考」では、どうやったら仮説がバンバン出せるようになるかを教えてくれるよ!

本記事では、仮説がバンバン出せるようになる方法について、手描き図解で解説します!

また上で紹介した「生成AI時代の仕事の仕方」については、こちらの記事も参考にしてください。

結論:「知っている」から仮説がわいてくる

アイデアのブレストなどをすると、アイデアがどんどん出てくる人とそうでない人がいますよね。
本書では、アイデア=仮説が湧いてくるのは、いろんなことを「知っているから」
私も過去なんどもブレストやってきて、そうだなぁと共感します。

アイデアが出ない人は知識の幅と時間軸がせまい

アイデア=仮説が出ない人は、知識が少ないから出てこない… というのが結論です。
今まで私が見てきた人の中でも、特定の分野ではすごく深い知識があるけど、そこから外れたブレストをしたとき全然出てこない…というシーンを何度も見ました。その分野では湯水のごとくアイデア出てくるんですけどね。
ではそんな人はどうすればよいのでしょうか?

歴史からメカニズムを学ぶべし!

ベースの知識が少ないから仮説が出てこないのであれば、当然知識を増やそう!ということになりますよね。
ビジネスコンサルタントをしていた筆者は、まず「ターゲット会社の社史を読み込む」ことから始めるそうです。
そして、歴史の横軸」を長く取ると、一定の「メカニズム」が見えてくるとのこと。
筆者が挙げていた例をひとつ引用します。

大学の試験でも、「歴史の横軸」を長く取ると、出題傾向にサイクルがあることが読み取れる。

山川隆義. 瞬考 メカニズムを捉え、仮説を一瞬ではじき出す (p.69). Kindle 版.

たしかに!過去問見て、毎年出る傾向ある問題からまず抑えるよね。

周辺業界の知識から「アイデアを借りてくる」アナロジー

そしてもう一つが、周辺業界の知識も知って、知識の幅を広げること。
例えば皆が使う「カッターナイフ」。実は「板チョコ」からアイデアを借りてできたということ、ご存知ですか?

お菓子をヒントにカッターナイフ生み出すとか、すげぇですわ!

カピゾー

一回「折ったら新しいエッジが出てくるもの」と抽象化してるところがポイント!こんなふうに、抽象化したアイデアから別の具体的なアイデアに転用することを「アナロジー」っていうよ!

これはワクワクしますよね!
アナロジーについては、細谷功さん著「アナロジー思考」がオススメです。
上記の図も、「アナロジー思考」を参考に図解しました。

さらに深く幅広く…人間の本質を学ぶ「リベラルアーツ」

もっと仮説を深く幅広く出したい… その際には「リベラルアーツ」を身につけることが大事です。
リベラルアーツとは直訳すると「教養教育」らしいのですが、厳密な定義はないそうです。
下記のページはまとまっていましたので、引用させていただきます。

リベラルアーツとは、生きるための力を身に付けるための手法であり、「こうあるべき」という概念から解放され、自由に生きるための手段を学ぶ学問です。

引用元:PR TIMES MAGAZINE リベラルアーツとは?意味や、社会人の3つのリベラルアーツの学び方を紹介
https://prtimes.jp/magazine/liberal-arts/

カピゾーの理解としては、過去から語り継がれてきた、人間の本質的な教え全般だと理解しています。
・何千年と語り継がれている聖書や仏教の教え
・過去200年の成功に関する研究をまとめたフランクリン・コヴィー博士の「7つの習慣
・700万年のスケールで人類史をまとめたユヴァル・ノア・ハラリ著 「サピエンス全史
など…
何十年、何百年、何千年と語り継がれてきた教えには、やはり「人間の本質」「人類の本質」がつまっています。

カピゾー

このスケールで本質を理解していると、やっぱり仮説にも深みが出ます…
成功している事業家に読書家が多いのも、読書でこういう深い教養を身につけているからとよく言われますね。

これはすぐ身につくもんやないね…
じっくり時間かけてインプットしないとムリやなぁ

カピゾー

そう!だから普段から読書してコツコツとインプットがとても大事。
このアタマップでは、そういう内容を図解で発信していきます。

まとめ:知識データベースを作って、AI時代を勝ち抜く仮説構築力をつけよう!

カピゾー的に、一番学びがあった「知っているから仮説が湧いてくる」という部分にフォーカスして図解してきました。
AIがどんどん作業をしてくれる時代では、「何が課題で何をすべきか」を設定する仮説構築力が何より大事になってきます。
そして仮説構築力を身につけるためには、
・関連業界の歴史を知ってメカニズムを学ぶ
・周辺業界のことも知って「アナロジー」でアイデアを借りてくる
・リベラルアーツで人間の本質を学ぶ
ということが大事と解説してきました。

また紹介しきれませんでしたが、本書ではこんなことも教えてくれます!
・YOASOBIを超える音楽ユニットをプロデュースする仮説考えるには?
・やり方を知っているだけではダメ!大量のデータをインプットをせよ
・会社四季報丸暗記
・スタートアップ企業のビジネスモデルのインプット
・AI時代はビジネスプロデューサーを目指せ

どれも非常に参考になります。
AI時代のキャリアの積み方」を長期目線で教えてくれる良書だと思います。

ご興味持たれた方は、ぜひ本書を読んでみることオススメします。

また「AI時代の仕事の仕方」ということでは、こちらの記事もよければどうぞ!



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